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今回は長時間残業について書いていきたいと思います。
長時間残業は私達の健康を蝕み、生産性を低下させます。
それにも関わらず、私達は何故長時間残業をしてしまいがちなのでしょうか?

長時間残業がなくならない主な原因は下記のようなものになります。

1、人が少ない
2、納期が短い
3、仕事が遅い
4、残業が多い方が評価される
5、残業代稼ぎ
6、仕事がおもしろい
7、まわりが残業しているから
8、家に帰りたくない

このようなサービス残業は、本来許されるべきことではありません。
それを裏付ける記事が日経ビジネスオンラインに出ていました。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20150615/284257/?rt=nocnt

残業時間を激減させると同時に増収増益を続けているSCSKは、数年前までは他のIT企業同様に労働環境の問題に悩んでいました。
そこで登場するのが健康経営推進最高責任者の中井戸会長(元住友商事副社長)です。

あまりにも職場環境がひどかった為、中井戸会長は親会社がデベロップしたオフィスを集団脱走しました。

「戦いはそれからや。食堂を作れ、診療所を開設、薬局も付けたろうと。そんなことを整備せずして、こんな産業で働いている人たちの面倒を見て ちゃんと仕事をやってもらえるかと。」

「やっぱりメンタルの問題というのは、労働環境とリンクする。
遅くまで働いて、帰りがけに一杯行こうかとなる。
夜中まで飲んで、へべれけになってタクシーに乗ってトラブルを起こす。
そんなのが、いろいろ出てくるやろう。
家庭生活がうまくいかないというのも、元はといえばこういう残業が影響していることもだいぶあるわ。
会社はやっぱりちゃんとした環境を提供せないかん。」

グループ傘下企業としてはあり得ない集団脱走事件と同時に、禁煙やウオーキングキャンペーンなど、SCSKは「健康経営」の道を突き進みました。
そして2010年のある日、中井戸会長は社員の家族に一通の手紙を送りました。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20150615/284257/?SS=nboimgview&FD=-628378646
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20150615/284257/?SS=nboimgview&FD=-627455125
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20150615/284257/?SS=nboimgview&FD=-626531604

経営者としてご主人の健康、ご家庭の健康的な生活を考えている。
そこで禁煙運動をやります、成功したら報奨金を払います、というような内容です。

中井戸会長はこう仰っています。

「それほど健康経営というのは大事だよと。これは本当に思っているから。
体を壊して何が会社や、何が予算や。
みんな深刻な病気になったら、そう思うよ。
だからケアしようって。それでも、どうしようもない場合はあるんだけど、毎週訴え続けているよ。」

「健康経営」という言葉すらあまり知られていない時代でしたが、SCSK社内では着実に浸透し始めました。
そして、中井戸会長はいよいよ根本問題の「長時間残業」に切り込みます。

「だからウチは、50時間の残業を20時間に短縮できたら、 30時間の残業代は全部翌年のボーナスで戻すと言った。 だから、収入、経済上の心配は一切するなと。」

「減った残業代は社員に返す」という画期的な方法で、かつての50時間残業を、平均月18時間に減らすことに成功しました。1日当たり30分強です。もはや残業という感覚もないのではないでしょうか。

「やっぱり働き方というのは、 個人が本当に自分からそうしようという環境を 与えてあげる施策を打つのが経営者の責任。 そういう気持ちにさせるような、環境や条件を作るのがね。」

こんな素晴らしい考えを持っている経営者の元で働きたいですね…。
社長が社員の家族全員に向けて手紙を送るなんて前代未聞のような気がします。
成長している企業には、やはり他とは違う何か特別な理由があるのですね。

そしてやはり、残業のしすぎは身体的にもメンタル的にも効率的にも本当に良くないと強く感じました。
仕事が多く残っている、自分の力不足、何となく帰りにくい…
残る理由は様々あると思いますが、同じくらい帰る理由も沢山あると思います。

家族や恋人やペットの顔を早く見たいですよね?
家事や自己研鑽などやるべきこともありますよね?
1日の疲れを癒してリラックスしたいですよね?

それなら時間を意識して、早く帰りましょう!
ボーナスでは戻ってこないかもしれませんが、
お金ではなく心にゆとりが出来るのではないでしょうか。

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