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今日は、面白い企業のサービスについてご紹介したいと思います。

麦わら帽子姿の若い女性が、電動自転車に乗って、颯爽とオフィス街を走り抜ける。
彼女が向かった先は、ゲーム会社セガゲームスの東京・六本木オフィス。
荷台からミニサイズの野菜や果物を取り出して、オフィスに設置された専用の冷蔵庫に陳列していく。

みずみずしいプチトマトやキュウリ、ラディッシュにサクランボ…🍒
夏を感じさせる彩りに食欲がそそられる。
季節によってはイモ類やキノコ類、ミニパプリカ、ナスなどが並ぶー・・。

これはセガゲームスの福利厚生の一環で、「置き菓子」ならぬ「置き野菜」です🍆
社員は冷蔵庫の上に置かれた集金箱にコインを入れて購入する仕組みです。

これは東京都渋谷区のベンチャー企業KOMPEITO(コンペイトウ)が2014年から始めた「OFFICE DE YASAI(オフィスでヤサイ)」と呼ばれる
オフィス配置型の従業員向け置き野菜サービスです🏤

このサービスでは、契約したオフィスに小型の冷蔵庫が備え付けられ、
週に一度、KOMPEITO のスタッフが手軽に食べられる野菜パックを装填します。
オフィスの従業員は勤務時間の合間など、小腹が空いた時に、100円か200円で野菜パックを購入することができ、代金は冷蔵庫敷設のコインボックスに入れる仕組みです💰

ユーザには消費した野菜代金以外の費用は発生せず、消費されなかった野菜は次回装填時に回収されます。
企業によっては、「OFFICE DE YASAI」を福利厚生の一環として位置づけており、この場合、企業が商品の代金を負担するので、社員は支払う必要がありません。

2014年5月からこのOFFICE DE YASAIを採用しているセガゲームスの総務課は、導入の経緯について

「社員の健康維持には特に気を配っている。
ヘルシーな野菜ということで社内販売を導入する際のマイナス面はないと考えた」

と話しています。

KOMPEITO を立ち上げた CEO の川岸亮造氏と渡邉瞬氏は以前、大手の経営コンサルティング・ファームで第一次産業向けの経営コンサルティングに従事していたそうです。

しかし、農業においては経営単位が小規模で、農家にコンサルティングを提供するよりも、農家の収入を増やす事業を立ち上げた方が効果的だと考え、KOMPEITO を設立しました🏢

川岸氏はこう話しています。

「農業界はこれからの十年で大きく変わると思っています。
いいものを作っている中小の農家はもっと報われるべき。
我々が新しいサービスを立ち上げるにあたって、一般的な販売方法をとっても、価格が八百屋やスーパーと比べられるだけで、商品を差別化することは難しい。
そこで有機農法など農家がこだわって生産した野菜の消費機会を、食事とは別の形で創出したわけです。」

農家が生産する野菜の中には、形や大きさが規格外であるため、通常の流通には乗らないものもあります。
これまでは、この種類の農産物は廃棄するか、農家が自家消費するしか方法がありませんでした。
しかし、例えば、一般的な流通規格より少し小さなジャガイモも、オフィスで小腹を満たすジャガバターにするのであれば、むしろ好都合だったりするのです。

農家にとっては、OFFICE DE YASAI に野菜を供給することで、追加的な収入が得られるというわけなのです👛

KOMPEITO のスタッフが直接野菜を装填しにユーザのオフィスにやってくるため、この接触機会によって、ユーザのフィードバックが生産者に届きやすい、というメリットもあります。

近年オフィスグリコなどのオフィス設置販売が増えていますが、野菜の販売というのはかなり斬新ですよね!💡

会社でも多くの社員がデスクワークが中心です。
小腹が減れば、つい、甘いものやカップ麺に手が伸びてしまったりします。
それが日常化すれば、糖尿病や高脂血症にも繋がりかねないので、小腹が空いたら野菜や果物を摂れるようなサービスを是非様々な会社でも導入して欲しいと思いました🙋🍉

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